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支持される理由
私は吉田監督に誘われ、昭和50年~55年まで、
阪神タイガースのトレーニングコーチを務めました。
その当時、阪神タイガースは相撲部屋と呼ばれていて、
肥満の選手が多く、走ることの出来ない選手ばかりでした。
そして、私がトレーニングコーチ契約の時に言われたことは2つ。
「選手を走れるようにすること」
「故障選手を出さないようにすること」
この2つを命じられました。
私は吉田監督に、そこは一番得意な分野ですから、任せて欲しいと伝え、
トレーニングメニューと選手の体のケアを考えていきました。
特に田淵はガラスの腰と言われ、いつも腰を痛めていました。
キャンプ初日、とにかく選手には甲子園のグラウンドを走らせました。
私が行ったトレーニングは、去年の練習メニューには無い内容で
選手には相当きつかったようでした。
練習が終わると、選手全員芝生の上で、這いつくばっていました。
それを見た新聞記者は「もう明日絶対動けない」、こんなトレーニング無茶苦茶だ。
今度来たトレーニングコーチは何をしているんだと記事を書かれました。
しかし、次の日、田淵も江夏も、タイガースの選手全員走りました。
あれだけ這いつくばったていた選手が、次の日、ケロッとして走っている。
その光景を目にした新聞記者は目を疑い、一体何をしたのかと聞いてきました。
私は阪神タイガースのトレーニングコーチに就任した時に、自分の目の黒い間は
絶対に故障選手を出さないと信念を持ってやっていました。
その結果、阪神の黄金時代を築きあげ、日本一に貢献することが出来たのです。
ガラスの腰と言われた田淵も1回も故障しませんでしたし、ホームラン王を取った時も
本当に、影の恩人だって言ってコメントしてくれました。
そして、私が阪神のトレーニングコーチ時代、このような結果を残したことで、
プロ野球の中では、今でも私のストレッチを多く実践している選手が大勢います。
私は阪神タイガースのトレーニングコーチを辞めた後、中京大の授業を持ちながら、
プロゴルファーのトレーナーを23年間やりました。
女子プロゴルファーだと、樋口久子から宮里藍までケアしました。
男子ですと、ジャンボ尾崎、青木功、杉原輝雄、中嶋常幸、皆私が手をかけた選手です。
また、海外の選手であれば、タイガーウッズの親友でもあるマーク・オメーラや
トム・カイトなども手をかけた選手です。
ゴルフという競技は体を捻るスポーツですから、腰を痛める選手が多く、
ジャンボ尾崎など他選手をよく対応したものです。
このように長い間、陸上、野球、ゴルフ、サッカーと
様々な第一線で活躍する選手の体をケアしてきました。
今は一般の方の体のケアをしていますが、全て原理は一緒です。
体のバランスが崩れれば、誰でもケガや故障はします。
筋力の強い人が体をたくさん使ってバランスを崩し、ケガや故障する場合もあるし、
弱い人が崩す場合もあります。ですから、体のケアの仕方は全て一緒なのです。
常日頃から、自分の体は自分で守り、ケアをしていくことが
最適なコンディションを維持するためには大事なことなのです。